鳩山首相、所信表明演説と、自民党谷垣総裁の代表質問
すでにニュースとしては、速報性を失っている話題だが、はじめての国会を迎えての、与党民主党の鳩山首相の所信表明演説と、それに対する野党自民党の谷垣総裁の代表質問について簡単に触れておきたい。
鳩山首相の所信表明演説は、具体性が無い、などと惨軽新聞には書かれているが、4年の長期政権を視野に入れての、最初の演説として、自分の理念を述べたのは良かったと思う。
いわゆる「友愛」政治、であるが、この件については、また日を改めて、私なりの分析を書いていきたい。鳩山首相の言う「友愛」とは、フランス革命後のフランス国旗(トリコロール)の三色の色(赤、白、青)が、「自由、平等、博愛」をそれぞれあらわしていることと無縁ではない。
鳩山首相の言う、「友愛」とは、フランス国旗の「青」=「博愛」を意味していると私は感じている。決して言葉面だけのものではなく、その歴史は古いのだ。
しかし、この件は次回に譲るとして、問題は、自民の谷垣氏や、狂人安倍などが、鳩山政権を批判するのに、ヒトラー・ユーゲントを引き合いに出したり、「社会主義だ」と批判するなどといった、お粗末で、時代遅れな批判しかできないことを問題にしたい。
ヒトラーを引き合いに出すならば、18回に及ぶ強行採決を行った、安倍元首相の強引な復古主義的政治は何だったのか?数を恃んでの暴挙ではなかったか。教育基本法など、悪い法に変えられてしまった法律の是正にはまだ数年はかかるに違いない。祖父の妄念、復古的軍国思想の安倍の強行採決こそ、ヒトラーが母体にした国家社会主義労働者党のお家芸であり、やがてはヒトラー総統の独裁を招いたものである。
また、谷垣氏も含め、自民党諸氏が、民主党の政策を「社会主義的」と批判するのにはあきれた。
これは、1960年頃の安保闘争以来、保守派が主張し、実際に就職の採用時やマスコミを使って、反共、反社会主義の主張を繰り広げ、社会主義とはア・プリオリに「悪」である、という、20世紀にソビエトが崩壊して以来、一方でアメリカのレーガノミックスが行き詰まって以来、思想としては通用しないものである。
おりしも、国民皆保険を目指しての、アメリカ民主党のオバマ大統領の政策を、「社会主義的」と批判する、アメリカ共和党の古株議員たちも同じ愚を犯している。
まず、第一に、民主党はやはりどう考えても保守政党である。そして第二に、自民党政治のもとで、財界と、政治家の私利私欲に食い物にされてきた国民の「生活が第一」と言うのは、修正資本主義、または社民主義の思想であって、マルキシズムを根底においた社会主義とは全く違う。またマルキシズムは間違っているとは言えない。失敗したのはソビエトと言う国家なのである。
社民主義が目指すのは、北欧型福祉社会であり、それを社会主義と意図的に言い換え、社会主義=悪、という、すでに30年は遅れた価値観に基づく、見当違いな批判である。
このような思想面で稚拙な形での、民主党へのネガティブキャンペーンしかできない、自民党、谷垣氏と言う物に、「建設的野党」、「保守2大政党制の一方」という期待はできそうにない。それはアメリカ共和党議員が、社会主義とは何かも知らない、無知な南部の低教育者層向けに行っているキャンペーンの二番煎じにすぎない。
日本人の思想はともかく、政治的成熟度は、アメリカ南部の田舎者(含:ブッシュ前大統領)とは段違いのはずである。
谷垣氏、狂人安倍は、日本人をなめているとしか言えない。
この社会主義と、社民主義(または修正資本主義)の違いにこそ、「友愛」(私の考えでは「博愛」)の意味合いが絡んでくる。
その意味では、自民党政治には、「博愛精神」など一かけらもなかったということが、端無くも立証される。
次回は、この「博愛」について述べてみたい。
鳩山首相の所信表明演説は、具体性が無い、などと惨軽新聞には書かれているが、4年の長期政権を視野に入れての、最初の演説として、自分の理念を述べたのは良かったと思う。
いわゆる「友愛」政治、であるが、この件については、また日を改めて、私なりの分析を書いていきたい。鳩山首相の言う「友愛」とは、フランス革命後のフランス国旗(トリコロール)の三色の色(赤、白、青)が、「自由、平等、博愛」をそれぞれあらわしていることと無縁ではない。
鳩山首相の言う、「友愛」とは、フランス国旗の「青」=「博愛」を意味していると私は感じている。決して言葉面だけのものではなく、その歴史は古いのだ。
しかし、この件は次回に譲るとして、問題は、自民の谷垣氏や、狂人安倍などが、鳩山政権を批判するのに、ヒトラー・ユーゲントを引き合いに出したり、「社会主義だ」と批判するなどといった、お粗末で、時代遅れな批判しかできないことを問題にしたい。
ヒトラーを引き合いに出すならば、18回に及ぶ強行採決を行った、安倍元首相の強引な復古主義的政治は何だったのか?数を恃んでの暴挙ではなかったか。教育基本法など、悪い法に変えられてしまった法律の是正にはまだ数年はかかるに違いない。祖父の妄念、復古的軍国思想の安倍の強行採決こそ、ヒトラーが母体にした国家社会主義労働者党のお家芸であり、やがてはヒトラー総統の独裁を招いたものである。
また、谷垣氏も含め、自民党諸氏が、民主党の政策を「社会主義的」と批判するのにはあきれた。
これは、1960年頃の安保闘争以来、保守派が主張し、実際に就職の採用時やマスコミを使って、反共、反社会主義の主張を繰り広げ、社会主義とはア・プリオリに「悪」である、という、20世紀にソビエトが崩壊して以来、一方でアメリカのレーガノミックスが行き詰まって以来、思想としては通用しないものである。
おりしも、国民皆保険を目指しての、アメリカ民主党のオバマ大統領の政策を、「社会主義的」と批判する、アメリカ共和党の古株議員たちも同じ愚を犯している。
まず、第一に、民主党はやはりどう考えても保守政党である。そして第二に、自民党政治のもとで、財界と、政治家の私利私欲に食い物にされてきた国民の「生活が第一」と言うのは、修正資本主義、または社民主義の思想であって、マルキシズムを根底においた社会主義とは全く違う。またマルキシズムは間違っているとは言えない。失敗したのはソビエトと言う国家なのである。
社民主義が目指すのは、北欧型福祉社会であり、それを社会主義と意図的に言い換え、社会主義=悪、という、すでに30年は遅れた価値観に基づく、見当違いな批判である。
このような思想面で稚拙な形での、民主党へのネガティブキャンペーンしかできない、自民党、谷垣氏と言う物に、「建設的野党」、「保守2大政党制の一方」という期待はできそうにない。それはアメリカ共和党議員が、社会主義とは何かも知らない、無知な南部の低教育者層向けに行っているキャンペーンの二番煎じにすぎない。
日本人の思想はともかく、政治的成熟度は、アメリカ南部の田舎者(含:ブッシュ前大統領)とは段違いのはずである。
谷垣氏、狂人安倍は、日本人をなめているとしか言えない。
この社会主義と、社民主義(または修正資本主義)の違いにこそ、「友愛」(私の考えでは「博愛」)の意味合いが絡んでくる。
その意味では、自民党政治には、「博愛精神」など一かけらもなかったということが、端無くも立証される。
次回は、この「博愛」について述べてみたい。
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一応、谷垣総裁の発言は民主主義・ひいては国民を愚弄する発言だったので自民党のHPに総裁の公式な謝罪を要求しましたが・・・無視されました。